介護に携わるきっかけは、職業訓練所でヘルパー
2級の資格を取れると知った事でした。
介護ってきついよね？と自分が出来るとは思っていなかったのでまぁ経験と思い受講。
それから13年も介護に携わるなんて思ってもみませんでした。現在講師としてみなさんに伝える時間をいただいていますが、❝介護はホントに奥深い❞が今の気持ちです。研修では「介護は体だけを使う仕事ではなく、頭を使うお仕事だ」と伝えています。人と接するのにどのような対応がいいか、ご自分で出来ることをしてもらうにはどういう声掛けがいいかなど口酸っぱく話します。（楽しくですよ）仕事場では、介護技術を磨こうと必死になる方をよくみかけます。基本的な技術・考えられる危険な行動などは知識として持っていくのは必要です。
しかしコミニュケーションスキルや接し方を必死に勉強される方は少ないです。本当はそのスキルを磨いて欲しいんです。人を抱えることに一生懸命になるより、ご自分で出来る事をしてもらった方がどちらにとってもいいことなんです。
昨今どの業界も人手不足だと言われる中で、医療福祉はずっと人手が足りません。 それはイメージが邪魔しているのだと思っています。みなさんと同じように私もきついし、大変だしって思っていたのでとてもわかります。両親、祖父母など将来的に介護が必要な人は身近にいますので、家庭でも必要とされています。研修を通して、介護ってどういうものかを感じていただければと思います。みなさんの笑顔、意識の変化によって人手は増えてくると信じています。