自身の学びが、
利用者さんの生活に彩りを与える

札幌校講師　阿部　雅行

これまでに介護を受けた経験をお持ちの方はいますか？風邪を引いて看病された、病院まで付き添ってもらったなど、誰かの協力を得て乗り切ったことのある方は多いと思います。自力ではどうすることも出来ない状況下では、介護者が唯一頼りの存在。皆さんは今そんな存在になろうとしている、きっと優しい心の持ち主なのでしょうね。介護職員に求められる資質の一つは、相手を思いやる気持ち。その土台に知識と介護技術を上積みするのがこの研修です。食事、排泄、更衣、入浴など、私たちが日常何気なく行っていることも、支援する側になると気をつけなければならないことが数多くあります。自身の学び一つ一つが、利用者さんの生活を豊かにします。そして共に喜び合える瞬間が増えます。私はこれまでに利用者さん・その家族と喜びを分かち合ってきました。作業療法士として病棟でリハビリを実践してきた経験談を交えながら、現場で役立つ情報を惜しみなくお伝えしていきます。

介護職は介護の専門家

札幌校講師　田中めぐみ

介護のお仕事は業種としてサービス業と分類されていますが、利用者様の日常生活の支援や身体的な介助、会話・声掛けから精神面まで、幅広いケアを必要とする立派な専門家でもあります。 私自身、介護の仕事を始めた頃は大きな緊張と不安の中、手さぐりで現場に立っていたことを今もよく覚えています。悩みや大変さを感じることももちろんありますが、それ以上に、利用者様やご家族と喜びを共有できた時のやりがいも大きいお仕事です。また、知識や介助方法を正しく理解し身に着けることが、介護する側にとって心身の負担が軽減することに繋がると感じることも多くありました。
講座の中では、テキストだけではわからない実際の経験も出来る限り加えながら、私なりの言葉で精一杯お伝えしたいと思っています。経験値はあとからついて来るものですが、利用者様の人生に関わらせて頂く重要なお仕事だからこそ、まずは基礎を学び、専門職としての土台を作りましょう！